このツールでできること
毎月の積立額、想定利回り(年率)、積立期間を入れるだけで、複利で運用した場合の将来の資産額を試算できます。結果には「積み立てた元本」と「運用で増えた額」が分けて表示されるので、どれだけが自分の入金で、どれだけが運用の成果なのかがひと目でわかります。
投資信託のつみたて投資、NISA の積立、定期預金の積み増しなど、毎月一定額を積み立てる場面の目安づくりに使えます。最初にまとまった金額を投資する場合は「最初にまとめて投資する額」に入れると、一括投資と積立を組み合わせた結果も計算できます。
使い方
- 毎月の積立額:毎月積み立てる金額を円で入力します(例:30000)。
- 最初にまとめて投資する額:積立開始時点で一括投資する金額です。なければ 0 のままにします。
- 想定利回り(年率):1年あたりに見込む運用利回りを%で入力します。預金なら金利、投資なら複数のパターン(例:3%と5%)で比べると幅がつかめます。
- 積立期間:何年間積み立てるかを入力します。
入力すると結果がすぐ更新されます。「1年ごとの推移を見る」を開くと、毎年の元本と資産額の推移を表で確認できます。
計算方法(複利の計算式)
このツールは、年利を 12 で割った月利で毎月複利運用し、積立金は毎月末に入金するという前提で計算しています。
月利 i = 年利 ÷ 12
積立分の資産額 = 毎月の積立額 × {(1 + i)n − 1} ÷ i
一括投資分の資産額 = 一括投資額 × (1 + i)n
n = 積立期間の月数(年数 × 12)
シミュレーターによっては、月利を「(1 + 年利)1/12 − 1」で求める(1年間複利で運用したときにちょうど年利になるよう換算する)方法や、「積立金を月初に入金する」といった前提を採用しているものもあり、その場合は結果が少し異なります。たとえば毎月 3 万円・年 5%・20 年の場合、月利を年利 ÷ 12 とするこのツールでは約 1,233 万円、(1 + 年利)1/12 − 1 で換算すると約 1,217 万円です。どの前提でも、利回りが同じなら大きな傾向は変わりません。
計算例:毎月3万円を年5%で20年間積み立てた場合
毎月 30,000 円を、年 5%で運用できたと仮定して 20 年間積み立てた場合の推移です。
| 経過年数 | 元本 | 資産額 | 運用で増えた額 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 1,800,000円 | 2,040,182円 | 240,182円 |
| 10年 | 3,600,000円 | 4,658,468円 | 1,058,468円 |
| 15年 | 5,400,000円 | 8,018,668円 | 2,618,668円 |
| 20年 | 7,200,000円 | 12,331,010円 | 5,131,010円 |
元本 720 万円に対して、運用で増えた額は約 513 万円です。最初の 5 年間の増加は約 24 万円ですが、後半の 5 年間(15 年目から 20 年目)だけで約 251 万円増えています。増えた分がさらに利益を生む「複利」の効果は、期間が長くなるほど大きくなります。
同じ毎月 3 万円・20 年でも、利回りによって結果は大きく変わります。
| 想定利回り(年率) | 20年後の資産額 |
|---|---|
| 1% | 7,966,837円 |
| 3% | 9,849,060円 |
| 5% | 12,331,010円 |
| 7% | 15,627,800円 |
複利と単利の違い
単利は「最初の元本」にだけ利息がつく計算、複利は「元本+それまでに増えた利益」に利息がつく計算です。たとえば 100 万円を年 5%で 20 年運用した場合、単利では 200 万円ですが、1年ごとの複利では約 265 万円になります。運用期間が長いほど、この差は広がります。
よくある質問
- 想定利回りは何%で入れればいいですか?
- 決まった正解はありません。預金なら実際の金利を、投資信託なら過去の実績を参考にする方法がありますが、過去の実績は将来の成果を約束するものではありません。低め・標準・高めの複数のパターンで計算し、結果に幅があることを前提に計画を立てるのがおすすめです。
- NISA で運用した場合、税金はかかりますか?
- NISA 口座で得た運用益は非課税です。特定口座などの課税口座では、売却益や分配金に原則 20.315%(所得税 15%、復興特別所得税 0.315%、住民税 5%)の税金がかかります。このツールの結果は税金を差し引く前の金額です。
- 途中で積立額を変える場合はどう計算しますか?
- 期間を分けて計算します。まず前半の積立額と年数で計算し、その結果の資産額を「最初にまとめて投資する額」に入れて、後半の積立額と年数で計算し直すと、途中で積立額を変えた場合の結果になります(利回りが同じ場合)。
- 他のシミュレーターと結果が少し違うのはなぜですか?
- 月利の求め方(年利 ÷ 12 か、年利から複利で換算するか)、複利の計算単位(毎月か毎年か)、積立金を入金するタイミング(月初か月末か)といった前提が異なるためです。このツールは「月利=年利 ÷ 12」の月複利・月末入金で計算しています。
注意点
この計算は、利回りが毎年一定で続くと仮定した試算です。実際の投資では値動きがあり、元本割れすることもあります。元本保証はありません。また、税金や信託報酬などの手数料、物価の上昇(インフレ)は考慮していません。特定の金融商品をすすめるものではないため、投資の判断はご自身で行ってください。