このツールでできること

借入金額・金利(年率)・返済期間を入れるだけで、毎月の返済額、総返済額、利息の合計を計算できます。住宅ローンの借入額を決めるとき、金利タイプや返済期間を比べるとき、自動車ローンや教育ローンの返済額を確かめるときなどに使えます。

返済方法は「元利均等返済」と「元金均等返済」の両方に対応しています。「1年ごとの返済額と残高を見る」を開くと、毎年の返済額・利息・年末の残高を表で確認できます。

使い方

  1. 借入金額:借りる金額を円で入力します(例:30000000)。頭金を除いた、実際に借りる額を入れてください。
  2. 金利(年率):借入の年利を%で入力します(例:1 なら年1%)。
  3. 返済期間:何年で返済するかを入力します。
  4. 返済方法:元利均等返済か元金均等返済かを選びます。迷ったら、多くの住宅ローンで使われている元利均等返済を選んでください。

元利均等返済と元金均等返済の違い

元利均等返済は、元金と利息を合わせた毎月の返済額が一定になる方法です。家計の計画が立てやすい一方、返済初期は返済額に占める利息の割合が大きく、元金がなかなか減りません。

元金均等返済は、毎月返す元金を一定にして、その時点の残高に応じた利息を上乗せする方法です。返済初期の負担は大きくなりますが、元金が早く減るため、同じ条件なら利息の合計は元利均等返済より少なくなります。

計算方法(返済額の計算式)

月利は年利を 12 で割って求めます。返済回数 n は返済期間の年数 × 12 です。

月利 i = 年利 ÷ 12
元利均等返済の毎月の返済額 = 借入金額 × i × (1 + i)n ÷ {(1 + i)n − 1}
元金均等返済の毎月の元金 = 借入金額 ÷ n
元金均等返済の各回の利息 = その時点の残高 × i

実際の返済では1円未満の金額は払えないため、このツールは金融機関で一般的な方法で端数を処理しています。元利均等返済では毎月の返済額を、元金均等返済では毎月返す元金を円未満切り捨てにし、毎月の利息も「残高 × 月利」の円未満を切り捨てます。切り捨てた分は最終回でまとめて精算するため、最終回の返済額だけ少し変わります。

この方法で、住宅金融支援機構の【フラット35】サイトに掲載されている試算例(借入 2,000 万円・年 1.5%・30 年)と同じ条件を計算すると、元利均等返済は毎月 69,024 円・総返済額 24,848,426 円、元金均等返済は総返済額 24,512,368 円となり、掲載されている金額と一致します。ただし、端数処理の方法は金融機関によって異なるため、借入先によっては数円〜数百円の差が出ることがあります。

計算例:3,000万円を35年で借りた場合

借入金額 3,000 万円、返済期間 35 年、元利均等返済で、金利だけを変えた場合の比較です(毎月の返済額は1回目〜最終回の前まで。最終回は端数の精算で数十円〜二百円程度変わります)。

金利(年率)毎月の返済額総返済額利息の合計
0.5%77,875円32,707,560円2,707,560円
1.0%84,685円35,567,804円5,567,804円
1.5%91,855円38,579,007円8,579,007円
2.0%99,378円41,738,968円11,738,968円

金利が 0.5% 違うだけで、毎月の返済額は約 7,000 円、利息の合計は約 300 万円変わります。

同じ 3,000 万円・年 1.0% で、返済期間を変えた場合は次のとおりです。

返済期間毎月の返済額利息の合計
25年113,061円3,918,377円
30年96,491円4,736,908円
35年84,685円5,567,804円

返済期間を長くすると毎月の負担は軽くなりますが、利息の合計は増えます。また、同じ 3,000 万円・年 1.0%・35 年を元金均等返済にすると、初回の返済額は 96,428 円、最終回は 71,727 円、利息の合計は 5,262,332 円となり、元利均等返済より約 30 万円少なくなります。

よくある質問

変動金利の場合はどう計算すればいいですか?
変動金利は将来の金利が決まっていないため、このツールでは「今の金利がずっと続いた場合」の試算になります。金利が上がった場合に備えて、今より 0.5% や 1% 高い金利でも計算し、返済に無理がないか確認しておくと安心です。
ボーナス返済を併用する場合は?
このツールはボーナス返済に対応していません。借入金額のうちボーナス返済に回す分を除いた額で計算すると、毎月返済分の目安がわかります。
繰上げ返済をするとどうなりますか?
繰上げ返済をすると、その分の元金に対する以後の利息がかからなくなるため、利息の合計が減ります。繰上げ返済には、毎月の返済額を変えずに返済期間を縮める「期間短縮型」と、返済期間を変えずに毎月の返済額を減らす「返済額軽減型」があります。返済額軽減型のおおよその効果は、繰上げ返済後の残高と残りの期間を入力して計算し直すと確認できます。期間短縮型は返済期間そのものが変わるため、この方法では計算できません。
実際の返済額と少し違うのはなぜですか?
金融機関ごとに端数処理の方法が異なるほか、保証料や事務手数料、団体信用生命保険料などがかかる場合があるためです。正確な金額は借入先の金融機関にご確認ください。

注意点

この計算は、返済期間中に金利が変わらないと仮定した試算です。ボーナス返済、事務手数料、保証料、団体信用生命保険料、火災保険料などは含めていません。借入の判断にあたっては、返済額だけでなく、教育費や老後資金など将来の支出も含めて無理のない返済計画かどうかを確認してください。