このツールでできること
家電の消費電力(W:ワット)と、1日に使う時間、1か月に使う日数を入れると、1時間・1日・1か月・1年あたりの電気代の目安を計算します。新しい家電を買う前の比較、電気代の高い家電探し、節約の効果の確認などに使えます。
電力量料金の単価は、初期値として 31円/kWh を入れています。これは全国家庭電気製品公正取引協議会が家電の電気代表示に使う目安単価(税込)で、2022年7月に27円から改定されたものです。電気料金の明細や契約プランで実際の単価がわかる場合は、その値を入力するとより実態に近い結果になります。
使い方
- 消費電力:家電本体のラベルや取扱説明書、カタログに書かれた「消費電力」の W(ワット)の値を入力します(例:「消費電力 1200W」なら 1200)。「定格消費電力」と「年間消費電力量」が両方書かれている場合は、W 単位の値を使います。
- 1日の使用時間:時間と分に分けて入力します。1日10分なら「0時間」「10分」です。
- 1か月の使用日数:毎日使うなら 30 のままにします。
- 電力量料金の単価:わからなければ 31 のままで構いません。
電気代の計算式
電気代は「使った電力量(kWh)× 1kWh あたりの単価」で求められます。電力量は、消費電力を kW(キロワット)に直し、使った時間をかけたものです。
電力量(kWh)= 消費電力(W)÷ 1000 × 使用時間(時間)
電気代(円)= 電力量(kWh)× 電力量料金の単価(円/kWh)
たとえば 1,200W のドライヤーを 10 分(1/6 時間)使うと、1.2kW × 1/6 時間 = 0.2kWh です。単価 31 円なら、0.2 × 31 = 6.2 円になります。毎日使うと 1 か月(30 日)で約 186 円です。
計算例:家電ごとの1か月の電気代の目安
単価 31円/kWh で計算した例です。消費電力と使用時間は一例で、実際の値は製品や使い方によって異なります。
| 家電(消費電力の例) | 使い方の例 | 1か月の電気代 |
|---|---|---|
| ドライヤー(1,200W) | 1日10分 × 30日 | 約186円 |
| 電子レンジ(1,000W) | 1日15分 × 30日 | 約233円 |
| 掃除機(1,000W) | 1日30分 × 15日 | 約233円 |
| 液晶テレビ(100W) | 1日5時間 × 30日 | 約465円 |
| LED照明(10W) | 1日8時間 × 30日 | 約74円 |
| こたつ(300W) | 1日6時間 × 30日 | 最大で約1,674円 |
こたつ、エアコン、オイルヒーターやセラミックファンヒーターなど、温度を自動で調整する家電は、設定温度に近づくと消費電力が下がるため、実際の電気代は表示の消費電力で計算した値より安くなるのが一般的です。こうした家電では、表示された消費電力を「最大でこのくらい」という上限の目安として使ってください。一方、温度調整機能がなく強・弱を切り替えるだけの電気ストーブなどは、選んだ設定の消費電力がほぼそのままかかります。
なお、電子レンジは「出力(500W・600W など)」と「消費電力」が別に表示されています。電気代の計算には、出力ではなく消費電力の値を使ってください。一般に消費電力は出力より大きな値です。
電気代を抑えるポイント
- 消費電力の大きい家電の使用時間を短くする:電気代は消費電力 × 時間に比例します。1,000W を超える家電(ドライヤー、電子レンジ、電気ケトル、IH 調理器など)は、短時間でも電気代がかかります。
- 待機電力を減らす:長期間使わない家電は、主電源を切ったりコンセントを抜いたりすると待機電力を減らせます。
- 契約プランと単価を見直す:同じ使用量でも、電力会社や料金プランによって単価は異なります。検針票や Web 明細で、自分の単価と使用量を確認してみましょう。
よくある質問
- 31円/kWh で計算した金額と、実際の請求額が違うのはなぜですか?
- 実際の電気料金には、使用量に応じた電力量料金のほかに、基本料金(または最低料金)、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金などが含まれます。また、電力量料金の単価は使用量の段階によって変わるプランも多いため、目安単価による計算とは差が出ます。
- 消費電力がわからないときはどうすればいいですか?
- 本体の裏や底面のラベル、取扱説明書、メーカーのWebサイトの仕様表に記載されています。「消費電力(50/60Hz)」のように周波数ごとに書かれている場合は、お住まいの地域の周波数の値を使ってください。
- エアコンの電気代も計算できますか?
- 計算はできますが、エアコンは室温や外気温によって消費電力が大きく変わるため、カタログの消費電力で計算すると実際とずれやすくなります。カタログの「期間消費電力量(kWh/年)」に単価をかけると、1年間の電気代の目安がわかります。